セオリーを変える!
土地の有効活用は不動産コンサルタントにとっては重要なメニューの一つ。商業地、市街地、郊外地、ロードサイドそれぞれ最適な運用基準がまずある。例えば商業地はテナントビルだが、ワンルームとの複合ビルにするか否かの選択、賃料設定から利回り計算等を経て計画が進む。ロードサイドなら店舗で、業種の検討や単独店か複合店かの選択、そして収支計算等々である。ところが近年、従来のセオリーが適合しなくなった。
大型ショッピングモールのテナントが埋まらない、駅前中心地ビルのテナントも苦戦する。それは、もういらないよ!という店が相変わらず出店しては閉店するというワンパターンを繰り返しているからである。そこでセオリーを変えると、あらかじめテナントの種類を特定し、企画の段階で更にスポットでしぼり込む。例えばロードサイドの喫茶店(ファミレスではない)や街中の各種医院が入った医療ビルなど、となる。
