コラム

「街並み」を持たない国

例えば、国を思った時にイメージとして浮かんでくるのは、その国の街並みの風景ではないだろうか。

スペインのイタリアのイギリスのアメリカのそれぞれが、その国の印象として脳裏に映し出されるはず。

つまり国とは、その国の街並みを指す、と断言しても決して的外れではない。

翻って日本は?あまりにもハチャメチャで節操がなく、混沌とし過ぎで明確にイメージとして浮かんでこない。

果たしてこれで良いのやら悪いのやらも分からない。

良しとすれば、それは世界中の文化を少しずつ取り入れて皆が良かったね、という言わばジョイントベンチャー(JV)のビル建設のようなものだろうか。

悪いとすると、それは自分の国の特長も誇りも矜持もプライドもない、まるで万国博覧会会場が国になったようなもの。何とも言えない「どうしようもない感」が込み上げてきてしまう(笑)。