立ち退きの問題

アパートが老朽化しても
立ち退き交渉は
こじれるものだから我慢

そう思っているあなたへ

秘策があります!

考え方のポイント

「借地借家法」は弱者救済のための法律です。

地主や大家さんが強くて、店子や入居者が弱い時代には正常に機能しました。ところが現在は、弱者と強者が逆転しています。いまや店子や入所者が強者で、地主や大家さんは弱者かもしれません。つまり、強者の店子や入居者をいかに攻略するか?が問われるのです。
弱者を攻略するのは心が痛みますが、強者の攻略法なら、ちゃんとあるのです。

強者の言い分に立ち向かう秘策

例えば、東日本大震災(3.11)以降、東海地方ではとみに地震や津波に対する危惧が強まっています。古い木造建築物なら構造的な観点から店子や入所者を説得するのが有効です。

それと、移転に必要な支払金(立退料)は相応な金額をみておくことが肝要です。この金額を安くあげようとする大家さんや地主さんにも実は問題があるのです。

コンサルティング事例

依頼者
18世帯のアパートの所有者。建築業に携わり、不動産免許を所有。
依頼内容
アパートの住人に立ち退いてもらい、その土地を更地にして分譲地として売りたい。
難題
  1. 立ち退いてもらいたい理由が所有者の希望的都合。
  2. 18世帯がスクラムを組んで「立ち退かない!」の一点張り。
コンサルティングの結果
現在地の近くで、同じくらいの家賃の物件が十分確保できることから、1人あたり家賃×5ヶ月分+引っ越し費用+αの立ち退き料を支払うということで承諾を得た。
キーマンのOKから翌日には残りの全員が承諾するというスピード解決をみた。